第11回日本がん薬剤学会(JSOPP)学術大会開催にあたって

大会長 松尾 宏一

 

第11回 日本がん薬剤学会(JSOPP)学術大会
大会長 松尾 宏一
(福岡大学 薬学部/福岡大学筑紫病院 薬剤部)

 

 

 現在のがん治療において、薬剤師は、医師や看護師などと協働して幅広い分野で活動する時代となり、最新のがん薬剤学領域の情報を交換できる「日本がん薬剤学会」の重要性は高まりつつあります。チーム医療の充実とともに、薬剤師業務は多彩となり、がん患者が高質で、安心、安全ながん薬物療法を受けることができるように、がん薬物療法に関わる実務者および研究者の資質向上を図る必要性も増しています。

 これらの課題に対して、がん診療に関わる薬剤師を始めとする医療者の皆様方で議論し、今後のわが国におけるがん薬剤学分野の発展と進歩を目指すべく、本学術集会の会長を拝命いたしました。今回はメインテーマに「次世代のがん医療の実践のために ~洗練される臨床薬剤師~」を掲げました。つまり、我が国でのがん治療におけるチーム医療の高まりによって求められるこれからの臨床薬剤師の姿、業務拡大に伴う薬剤師能力の発揮と実践を考える場にし、がん医療にかかわる実務者がどうあるべきかを考えたいと思います。

 本学術大会では、最先端の医療現場でご活躍されている先生方をお招きする予定です。また企画シンポジウムでは、がん薬剤学分野における最新のテーマを中心に開催予定です。合わせて、ぜひ参加の先生方には一般演題にも多く登録いただき、がん医療にかかわる薬剤師が飛躍するべく、活発な議論を行う場になることを願っております。薬剤師だけでなく多くの医療関係者が共に学ぶ機会となれば幸いです。皆様方のご参加をお待ち申し上げております。